3. 観測史上最⼤級の豪⾬―総合⻘⼭病院の浸⽔被害から学ぶ
2023年6⽉2⽇、愛知県豊川市では観測史上最⼤の⼤⾬を記録。1⽇の降⽔量が423.3mm。幸い⼊院患者・職員に被害はなかったものの、1階が浸⽔。被害は甚⼤で、改装⼯事も必要になったという。
⼩森義之院⻑は、病院内の浸⽔状況を時間軸に沿って説明し、看護師やスタッフが⼀丸となってさまざまな復旧活動を⾏い、苦境を乗り越えたと報告した。ハザードマップによると、当院はまさに浸⽔地域に相当する⽴地条件であった。
⼩森院⻑はこの経験から、気象や洪⽔情報といった情報の活⽤に加え、CTなどの医療機器・精密機器・備品に関する事前の浸⽔対策、そして災害本部やBCP(災害時に義務化されている事業継続計画)の改善が必要であると語った。