「健康食品」・サプリメントについて
あなたは、「健康食品」やサプリメントを摂りすぎてはいませんか?
「健康食品」には、成分を濃縮していたり、医薬品の成分を含んでいるものも、多くあります。
効果を期待して摂り過ぎたりすると、危険性も増します。
また、服用している医薬品との相互作用で、思わぬ健康被害が発生することもありえます。
体に不調を感じたら、すぐに、かかりつけの医師にご相談を!
そして、医師に、「健康食品」やサプリメントを摂っていることをきちんと伝えましょう。
また、三度の食事をきちんとバランスよく食べることが、大事です。
「健康食品」には、法律上の定義はありません。
一般的には、通常の食品よりも、「健康によい」「健康に効果がある」、「健康の保持増進に役立つ」などの表現で、販売されているものをいいます。
また、サプリメントは、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品をいいます。ただし日本では、スナック菓子や飲料まで含むこともあります。
"Supplement"は、英語で「補助」、「補充」というような意味です。
ただし、健康食品やサプリメントが、実際に、ふつうの食品よりも、「健康によい」、「健康に効果がある」、「健康の保持増進に役立つ」かどうか、科学的根拠があるかどうかは、必ずしも十分ではありません。
また、健康食品やサプリメントは、くすりの代わりではありません。
それから、「食品だから安心」、「天然成分だから安全」は誤解で、天然成分由来の健康食品でも、アレルギー症状や医薬品との相互作用を起こすものがあります。
特に、病人、子ども、妊産婦、高齢者、アレルギー体質のある方などは、要注意です。
「関連動画」
「健康食品安全情報システム」事業の取り組みについて
「健康食品安全情報システム」事業とは
日本医師会では、医師より、患者さんの相談や日常の診療から知り得た健康食品による健康被害に関する情報をご提供いただき、本会において対応策をまとめ、診療の現場に還元して役立ててもらう「健康食品安全情報システム」事業を実施しています。こうした活動によって、身近で頼りになるかかりつけ医機能の普及・啓発を進めることが事業の趣旨です。
日本医師会員のみなさまへ
日本医師会では、日本医師会員のご協力をいただき、上記の通り2011年より「健康食品安全情報システム」事業を実施しています。
この事業は、会員が、患者の診察から、健康食品による健康被害を覚知したときに、所定の情報提供票に記入して、FAXないしWEBにより、日本医師会に情報提供していただくものです。
くわしくは、日本医師会ホームページ・メンバーズルーム(会員向けHP)内のhttp://www.med.or.jp/mshoku/をご覧ください。
WEB上からの情報提供も可能です。
また、おなじくメンバーズルームから、「健康食品のすべて─ナチュラルメディシン・データーベース─」(一部の成分につき症例情報も掲載)への無償閲覧も可能です。
その他、啓発用ポスターも提供しています。ダウンロードし、待合室等にご活用ください。
お問い合わせ先
日本医師会(地域医療課 03-3942-613703-3942-6137)
関連リンク・注意喚起等
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