2023年10月25日
日本医師会年次報告書
日本医師会は、組織としての活動を開始して以来、国民の医療に対する安心、安全に資するための活動を一貫して行ってきております。
本会の定款第3条には、「本会は、都道府県医師会及び郡市区等医師会との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする」と定められており、地域医療の充実を図ることを原点として、医師の倫理・医療倫理の敷衍、医師に対する教育活動、国民への医療の啓発活動、政府・自治体・行政との意見交換、さらには国際交流まで、幅広い分野に及んでおります。
日本医師会の基本的な役割は、「国民の健康と生命を守る」ことであり、これは医師の使命でもありますので、この理念を念頭において、全力で医師会活動に当たっているところです。そのために、本会は、すべての医師並びに医療関係者と協力し、国をはじめとする関係各所と連携し、地域医師会と協力し、誰からも信頼される医師会となるように努めております。
世界的に蔓延した新型コロナウイルス感染症については、引き続きその闘いは継続していますが、わが国では、令和5年5月8日に、5類感染症に変更され、特別な政策対応は大きな区切りを迎えました。時に本来の役割も超えて対応に当たられた医療現場の先生方、医療従事者・関係者の方々に深く感謝申し上げているところです。
健康で長寿な生涯を送ることができるということは、国民にとって最大の関心事です。これからも安心で安全な社会であり続けるために、会務を誠実に運営して、わが国の社会保障の充実に寄与してまいりたいと思います。
本編には、令和4年度の活動が網羅されております。ぜひ、ご一読いただき、日本医師会の基本方針とその活動にご理解を賜われば幸甚です。
会長 松本 吉郎
日本医師会年次報告書データ
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