

黒瀬巌常任理事は10月30日、神奈川県医師会館を訪問し、「『素敵な広報』共有事業」において、栄えある第1回の大賞を受賞した同医師会の鈴木紳一郎会長(写真左)に祝意を伝えるとともに、賞状及び副賞目録を手交した。
「『素敵な広報』共有事業」は、都道府県並びに郡市区医師会が組織強化のために行っている事業、または県民や市民等を対象に実施しているイベント等の取り組み事例を募り、好事例を横展開することで医師会の広報活動の活性化を図ることを目的として、今年度から開始したものである。
募集の結果、30の医師会より69の事例提供を受け、都道府県医師会広報担当理事並びに広報委員の投票により、最終的に、(1)「素敵な広報」大賞、(2)「素敵な広報」審査員特別賞、(3)「素敵な広報」広報委員長特別賞―が決定。(1)には神奈川県医師会による「神奈川県医師会の組織強化と広報・ブランディングプロジェクト」、(2)には東京都医師会による「都医フェス2024」、(3)には静岡県医師会による「メディメッセージ(静岡県の医療関連団体と県民との交流や情報交換)」がそれぞれ選出された。
黒瀬常任理事より賞状及び副賞目録(賞金10万円)の贈呈を受けた鈴木会長は、「大賞に選んで頂いた都道府県医師会広報担当理事及び広報委員に感謝申し上げる」と述べるとともに、事例の作成に携わった県医師会関係者にも謝意を示した。
また、鈴木会長に代わって受賞の弁を述べた磯崎哲男広報担当理事は、「これまでの県医師会の広報はトライ・アンド・エラーの繰り返しで、試行錯誤の連続であったが、予想外の反響を得ることもあり、とにかくやってみることが大事だと思う」と述べた。
今回の受賞に関しては、「どのような広報が県民らの関心を集めたのか他の医師会にも広く知ってもらうとともに、試行錯誤の過程をつまびらかにしたことが受賞につながったのではないか」とした上で、「今後も神奈川県医師会はトライ・アンド・エラーで突き進んでいく」と決意を示した。
なお、東京都医師会と静岡県医師会には、同日、賞状と副賞目録(賞金5万円)を発送した。



