中川俊男会長は５月12日、記者会見を行い、一部週刊誌で報道された自見はなこ議員の「次世代の医療政策を考える会」（4月20日午前8時から都内ホテルで開催された会合。十分な距離の確保してスクール形式を採用するなど、感染防止対策を講じた上で実施され、食事の提供も行われなかった）への出席について、その経緯を説明。「全国で多くの皆様が我慢を続けて下さっている中で、慎重に判断すれば良かったと思っている。多くのご批判を頂く中で、日本医師会長に求められる責務は医療提供体制の確保に最大限に努め、ワクチン接種を加速度的に進めることだと改めて実感した」と述べるとともに、これまで以上に、国難に対して全力で責務を果たしていく考えを示した。以下はその全文である。
週刊誌で報道されています自見はなこ議員の「次世代の医療政策を考える会」への出席について、ご説明を申し上げます。
自見はなこ議員の「次世代の医療政策を考える会」は４月20日朝８時から都内のホテルで行われました。私は自見はなこ後援会の会長として、ホテル会場で出席いたしました。
この会は、会場のホテル側と十分な事前協議を行い、感染症対策のガイドラインに基づき開催されました。演者の講演を聞く勉強会で、参加者同士の発言は一切ありませんでした。私は冒頭に自見はなこ後援会会長として、ごあいさつさせて頂きました。
当日は、会場での感染防止対策として、徹底した検温、手指消毒、マスク着用、十分な距離の確保を講じ、食事の提供は、一切ありませんでした。
オンライン配信を行うとともに、会場では入場者数を制限し、感染防止対策に努めて開催いたしました。オンラインでは全国120名が視聴、会場の出席は 100名超でした。
自見はなこ後援会会長として発起人としての呼び掛けは、リーフレットで２月20日から行いました。
当日の出席については、十分な感染防止対策が行われていることから最終的に出席が可能と判断しました。しかし、その後、４月23日に緊急事態宣言の発令が決定され、４月25日に緊急事態宣言が発令されました。
振り返ってみますと、全国で多くの皆様が我慢を続けてくださっている中で、慎重に判断すれば良かったと思っています。
多くのご批判を頂く中で、日本医師会長に求められる責務とは、医療提供体制の確保に最大限に努め、ワクチン接種を加速度的に進めることだと改めて実感しております。これまで以上に、国難に対して全力で責務を果たして参ります。よろしくお願いいたします。
問い合わせ先
日本医師会総合医療政策課 TEL:03-3946-2121（代）
