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平成30年(2018年)12月5日(水) / 各地の医師会から / 日医ニュース

災害時の医療救護の相互支援のための協定を締結―中部医師会連合―

災害時の医療救護の相互支援のための協定を締結―中部医師会連合―

災害時の医療救護の相互支援のための協定を締結―中部医師会連合―

 中部医師会連合は11月10日、所属する愛知・富山・岐阜・福井・三重・静岡・石川の7県医師会で、管内における災害時の医療救護の相互支援のための協定を締結した。
 この協定は、中部医師会連合管内において地震等による大規模災害が発生した際、被災地の県医師会単独では十分な医療救護活動が実施できない場合、相互扶助の精神に基づき、所属の県医師会相互の医療救護の支援を円滑に行うことを目的としている。
 支援するに当たっては、幹事県医師会を設け、災害時における支援本部の役割を担うことになるが、幹事県医師会は中部医師会連合の主務県医師会が務め、被災地県医師会の要請等により、主務県医師会が支援の開始を判断するとしている。
 また、支援の内容は、被災地県及びその他管内の情報をできるだけ収集し、日医と連携して、日本医師会災害医療チーム(JMAT)の支援並びに受援活動が効率的に行われるように努めるとしており、所属の県医師会は、支援要請を受けた場合には極力これに応じるとした。
 その他、協定には、各県医師会におけるJMATの編成や、その機能に合った研修の実施など、平時の準備等についても規定されている。
 今回の協定は、JMATを活用することを主眼としており、本年9月1日に「JMAT要綱」が改正されて以降、初のブロック単位での協定締結となった。

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