医師のみなさまへ

2026年3月31日

ウクライナへの医療支援に向けた支援金のご報告とお礼

 2022年2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、日本医師会では直ちに1億円の医療支援に向けた支援金の拠出を決定するとともに、同年3月9日には、本会ホームページを通じて、全国の会員および医師会のみならず、広く国民の皆さまにも支援を呼びかけてまいりました。2026年3月31日に締め切りましたところ、おかげさまで総額4億2,655万8,529円の支援金をお寄せいただきました。
 本支援金は世界医師会「ウクライナ医療支援基金」に送金したうえで、ウクライナ国民への医療支援のために用いさせていただきます。ご協力いただきましたすべての皆様の篤志に深く感謝申し上げます。

【日本医師会によるウクライナへの医療支援 】

世界医師会「ウクライナ医療支援基金」を通じた日本医師会による支援活動についてご報告いたします。


1.日本医師会からの1億円の寄附

日本医師会では、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、ウクライナ国民に大きな被害が出ている現状を憂慮し、世界医師会によるウクライナ国民の医療支援を目的とした寄附金の募集に呼応し、3月9日、1億円の寄附を行いました。

2.ウクライナ医療支援基金の設立

ウクライナ医師会から医療支援要請を受けた世界医師会は、欧州医師会フォーラム、欧州常設委員会と共に医療支援体制を確立し、その活動資金となる「ウクライナ医療支援基金」を設立しました。 本会からの寄附金1億円は、「ウクライナ医療支援基金」の原資となり、元世界医師会長、元イスラエル医師会長であるレオニード・エイデルマン教授を議長とする運営委員会が管理することになりました。

3.タスクフォース・ウクライナの構成

世界医師会、欧州医師会フォーラム、欧州医師常設委員会及びポーランド、スロベキア、ハンガリー、ルーマニア、フランスの各国医師会により「タスクフォース・ウクライナ」が構成され、ウクライナ医療支援基金の運用を担うことになりました。日本医師会は世界医師会オトマー・クロイバー事務総長の要請により、タスクフォース・ウクライナに参加し、提言を行っていくことになりました。
 
世界医師会
オトマー・クロイバー事務総長 

4.医薬品・医療物資の調達

ウクライナ医師会の要望リストに掲載された医薬品・医療物資は、エイデルマン教授により、イスラエルの政府系病院への供給会社を通じて調達されました。費用は輸送費と併せ約7,700万円になりました。
レア・ワプナーイスラエル医師会事務総長
欧州医師会フォーラム事務総長
レオニード・エイデルマン教授
世界医師会元会長、イスラエル医師会元会長

5.医薬品・医療物資の輸送

医薬品・医療物資は、在イスラエルのウクライナ大使館の支援を受け、エイデルマン教授が帯同して、空路テルアビブからポーランドのワルシャワへ輸送されました。(3月25日)
左:コンスタント・ラジヴィウ知事
右:レオニード・エイデルマン世界医師会元会長、イスラエル医師会元会長
医薬品・医療物資は通関後、ポーランドの元保健大臣で医師のマゾフシェ県コンスタント・ラジヴィウ知事及びポーランド医師会の支援によりウクライナとの国境に搬送されました。国境では、ウクライナ医師会理事のアンドリー・バジレビッチ教授がウクライナ医師会の同僚と物資を受け取り、その後、ウクライナ保健省と協力して最も重要なニーズのある地域に確実に配送されました。(3月26日)
リビウのアンドレイ・バジレビッジ教授(ウクライナ医師会理事)へ物資を搬送
リビウ市長からの感謝状
リビウ市内野戦病院
リビウ市野戦病院内

 

【問い合わせ先】

◆日本医師会 国際課 代表TEL:03-3946-2121