

松本吉郎会長は4月8日、日本医師会を訪問したカザフスタン共和国医師会のルスラン・エンセバーエフ会長らと会談を行った。
今回の訪問はカザフスタン共和国のアバイ州医師会と相互協定を締結している長崎県医師会の森崎正幸会長の紹介により実現したもので、山下俊一福島県立医科大学副学長、高橋純平長崎大学グローバル連携機構国際連携コーディネーター、日本医師会から国際担当の角田徹副会長、濵口欣也常任理事が同席した。
長崎県医師会では在外被爆者及び世界各地で発生している放射線被曝(ひばく)事故による被災者の救済を目的として、長崎県、長崎大学などと共に、1992年に長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(NASHIM)を設立。長崎が有するヒバクシャ医療の実績及び放射線障害に関する調査研究の成果をヒバクシャ医療に生かしてもらうため、カザフスタンの他、国外から医師等の受け入れ研修等を行っている。
エンセバーエフ会長は、(1)カザフスタンにはソ連時代の核実験場があったために相当数の住民がその影響を受けた、(2)長崎県医師会、長崎大学なども参加した国際協力機構(JICA)のプロジェクトにより、医療器具を寄付してもらって以来、関係が続き、カザフスタンからこれまでに50名の若手医師をNASHIMに派遣した他、長崎県医師会からも5回にわたって専門家の派遣を受けている―ことなどを説明。「両国の橋渡し的な役割を果たしてもらっている長崎県医師会を始め、山下副学長にも大変感謝している」と述べ、このような関係が他の都道府県医師会にも広がることに期待感を示した。
これに対し、松本会長は今回表敬訪問を受けたことを機関紙である「日医ニュース」を通じて広く会員に知らせていきたいと応じた。



