令和7年度第2回医師会共同利用施設検討委員会が、6月13日にハイブリッド方式で開催された。
今回は、会長諮問の「地域に根ざした医師会共同利用施設のあり方~2040年問題が及ぼす影響と対策」についての審議を中心に、各委員から提出されたレポート等に基づいて議論が行われた。
山市医師会総合メディカルセンターにおける企業との臨床検査室共同事業の取り組みや、佐賀県健康づくり財団の統合前後におけるアンケート調査、山口県の離島・へき地の遠隔医療の取り組みなどについて説明がなされ、活発な意見交換が行われた。
また、2025年4月1日現在で実施された医師会共同利用施設設立状況調査結果については、前回調査からの増減数及びその理由について報告がなされ、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所における看護職員等の人材不足、利用者の減少、収益の悪化による閉鎖等が顕著となっていることが示された。
最後に、答申を取りまとめるに当たっての項目立て案が示され、各委員は分担分野について原稿を作成するよう依頼がなされた。
次回は10月24日に開催され、答申原案について議論が行われる予定である。
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