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令和7年(2025年)1月22日(水) / 「日医君」だより / プレスリリース

医師資格証保有者10万人達成について

 佐原博之常任理事は1月22日、記者会見を行い、日本医師会が発行している医師資格証の保有者が2025年1月17日の集計で10万人を超え、日本医師会員の有率は34.5%、非会員も含めた医師全体の保有率は29.1%となったことを報告した。

 日本医師会が2014年から発行を開始した医師資格証はHPKIという厚生労働省の情報基盤を基にして発行される、医師の資格を証明する顔写真付きのICカードである。現実の世界でも、電子の世界でも医師資格を持った医師本人であることを証明できるばかりでなく、特に電子の世界で使う場合には電子的に作成した書類に、医師資格証を使って電子署名をすれば、公的に医師本人が作成した電子書類とすることができるようになっており、現在ではスマートフォンで利用するデジタル医師資格証も提供している。

 2023年1月の電子処方箋の運用開始に伴い、その準備に向けて、2022年10月頃から申請が急増し、今回その保有者が10万人に達した。

 同常任理事は今後について、「国が医療DXを推進する中で、電子処方箋以外にも医師資格証が必要となる、具体的な利用場面も出てきており、更なる普及を目指して更に周知・広報に努めていく」と述べるとともに、医師会自体のDX推進のツールにもなるようMAMIS(新会員情報システム)のログイン時に使うなどの検討を進める他、デジタル医師資格証であれば、各学会の会員証を画面に表示できるなど、活用の幅も広げることが可能であることから、各学会や専門医機構などとも連携を進めていく考えを示した。

 また、保有者が増えたことを受けて、問い合わせ数も急増していることから2月3日にはサポートセンターを設置する予定であることも明らかとし、新規の申請や保有者へのサポートの強化を図り、安心して使ってもらえる環境も整備していきたいとした。

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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