中川俊男会長は4月14日、大臣就任のあいさつのため日本医師会館を訪れた松野博一ワクチン担当大臣と会談を行った。
松野ワクチン担当大臣は3回目のワクチン接種について、「まずは全人口比で接種率60%を目指していきたい」とした上で、今後の課題として若年層の接種率を高めることを挙げ、日本医師会に対して、「専門的な見地から接種の意義を伝えて欲しい」と要請した。
これに対して、中川会長は、「地域によっては新規感染者数が増加に転じているところもあり、4、5月が正念場と考えている。引き続き緊張感をもって対応していきたい」と述べるとともに、若年層への啓発活動も含め、今後もワクチン接種の推進に日本医師会として全面的に協力していく考えを伝えた。
このことに関連して、会談に同席した釜萢敏常任理事はワクチンの副反応について言及。「発熱などはつらいことではあるが、免疫が上がっている証拠でもあることなども国民に説明していきたい」とした。