日本医師会定例記者会見 3月9・16日
中川会長は東日本大震災から11年になることを踏まえ、犠牲者に哀悼の意を示すとともに、被災地で長きにわたって復旧に尽力してきた人々に対する敬意を表し、「日本医師会としても引き続き、できる限りの支援を行っていきたい」とした。
また、日本医師会は、震災の教訓を風化させず次の「大規模災害への備え」に生かしていくべく努めてきたとして、(1)日本医師会災害医療チーム"JMAT"の活動も全国の都道府県医師会等の協力を得ながら体制強化を図っている、(2)3月13日にはオンラインでJMATの基本編研修を、3月18日には鹿児島県桜島の噴火災害を想定した災害時情報通信訓練を行う、(3)『新型コロナウイルス感染症時代の避難所マニュアル』を改訂し、今月中に第2版を公表するとともに出版も行う―ことを紹介。「こうした活動が災害で犠牲になられた方々への報いになる」として、日本医師会の対策をより強化し、深化させていくとの姿勢を示した。