東京都並びに東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から日本医師会に対して感謝状が授与されることになり、その贈呈式が10月26日、都庁で開催され、神村裕子常任理事が出席した。
今回の感謝状は、今夏の東京2020大会の開催に当たり、貢献した団体の功績を称えるとともに、感謝の意を伝えることを目的としており、日本医師会を始め、39団体に贈られた。
贈呈式であいさつした小池百合子東京都知事は、「厳しい状況の中で安全・安心な大会として開催できたのも、皆さんのご支援とご尽力の賜物(たまもの)である」とした上で、「この経験をレガシーとして磨きあげていきたい」と述べた。
引き続きあいさつした橋本聖子大会組織委員会長は、大会が無事に終えられたことに感謝の意を示した上で、「皆さんが感じたスポーツの力やそこから得られた感動、経験がレガシーとなって社会に広がり、10年後、20年後の未来につながっていくことを確信している」と大会成功の意義を強調した。
その他、当日はオリンピアンを代表して張本智和選手、パラリンピアンを代表して杉浦佳子選手からも感謝の意が示された。
感謝状を贈呈されたことを受けて、中川俊男会長は「今回感謝状を頂けたのも、通常の医療やコロナ対応により多忙な中、大会の安全・安心のために従事して下さった会員の先生方のおかげであり、改めて感謝申し上げる。東京2020大会で多くの感動を得たことで、何らかのスポーツを始めようと思った方も多いと思うが、生活習慣病などを防ぐためにもスポーツを習慣化することは大変重要なことである。この機運を継続し、更に高められるよう、日本医師会としても引き続き取り組んでいきたい」としている。