中川俊男会長は7月1日の定例記者会見で、新執行部の職務分担を公表(資料参照)した。
同会長は、「職務分担の振り分けは、前執行部の機能を更にリニューアル・ブラッシュアップ・パワーアップの3つの視点で考えた」とし、役員間の業務量のバランスにも配慮したことを強調。立候補に当たり公約に掲げていた医療機関経営の支援に関しては、松本吉郎常任理事を担当役員とすることを、7月7日開催の第10回常任理事会に諮るとし、その上で取り組みを進めていく考えを示した。
記者との質疑応答で、医療機関経営支援の具体的な形について問われた中川会長は「新型コロナウイルス感染症禍で診療所から中小病院、大病院まで非常に経営が苦しい状況が続いている。患者の受療行動が変わり、新型コロナウイルス感染症の収束後も元に戻らない可能性も視野に、日医から全ての医療機関に対する具体的な支援をしたい」と回答。政府に財政的支援を求めていく他、委員会を新設し、診療科や医療機関の規模などを分析、個別具体的な情報を提供することで経営の支援をする意向を説明した。
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