「第5回医師たちによるクリスマス・チャリティコンサート」が昨年12月16日、日医会館大講堂で開催された。
本コンサートは、横倉義武会長の発案により、(1)難病等の疾病に苦しむ患者及びその家族の方々を支援する、(2)医師が医療だけでなく、芸術など多面的な分野で活躍していることを広く知ってもらう場を設ける―ことを目的として、平成26年から行われているものである。
冒頭あいさつした横倉会長は、「本コンサートは毎年ご好評を頂いており、今年も開催することができた。ご協力頂いた皆様方に感謝申し上げる」と述べるとともに、「医師や医療スタッフが医療活動の合間に磨いた腕前を、ぜひ時間の許す限り楽しんで頂きたい」と呼び掛けた。
コンサートは、ポピュラー、クラシックに分かれ、姉妹ユニット、大学医学部のジャズ軽音楽部で活動しているユニット、テニスクラブの専属バンドとしても活躍しているユニットなど、選考の結果選ばれた多種多様な7組が出演。最終演目では、ゲストとしてプロピアニスト/作曲家の新垣隆氏による演奏が行われた。
また、オープニング・アクトでは、高校生ビッグバンドとして、各地でのリサイタルやコンテストでの受賞経験のある「富士学苑中学高等学校ジャズバンド部~Moon Inlet Sounds Orchestra~」の軽快な演奏に会場は華やいだ。
なお、今回のコンサートは、510名の来場者があり、当日の来場者並びに事前に企業・団体等から寄せられた寄付金310万6965円は、全額、「認定NPO法人国境なき医師団日本」「公益財団法人がんの子どもを守る会」に寄付することになっている。