学校医をやっていて、実感することは、私達の子どもの頃より生徒数が減少しているということです。
先日、高校の同窓会(私は県立高校の出身)で、クラスの数が私達が在校していた頃の半分になっていることを聞き驚きました。
夏の甲子園出場校が決まり、新聞に選手のプロフィールが紹介されているのを見ましたが、何と県出身の選手が1名しかいません。
新聞には、県代表校が決定したと書かれています。確かに県内の高校の代表には間違いありません。
進学校に全国から生徒が集まるように、スポーツに力を入れている高校では当たり前のことだと承知してはいるのですが、何となくモヤモヤした気持ちになります。
しかし、郷土の代表として、高校の威信をかけ一生懸命頑張っている高校球児達の姿には感動し、起こるドラマに感激しながら応援しています。古豪や初出場校の試合は特に楽しみです。
高校球児や両親にとっては、甲子園出場は目標であり、夢舞台です。
私のモヤモヤした気持ち(県内出身の選手が少ない)には、これも少子化が原因だと言い聞かせ、少子化を何とかしなければと、訳の分からない結論を出し、テレビの前の代表校を一生懸命応援する自分がいました。