日本のがん検診受診率は、国際的に見ても低い値になっています。下記のグラフは、OECD(経済協力開発機構)加盟国の、乳がん検診と子宮頸がん検診の受診率を示しています。大半の国では、乳がん、子宮頸がん検診の受診率は60%以上を達成しているにもかかわらず、日本はいずれも50%を下回っています。

乳がん

表

※50~69歳の乳がん検診受診率を比較(日本のみ40~69歳)

子宮頸がん

表

※20~69歳の子宮頸がん検診受診率を比較

日本は、医療機関へのアクセスがよいため、日常の診療でがんが発見されるケースも少なくありません。

その影響を加味しても、国際的に見ると日本のがん検診受診率が低いことは一目瞭然です。

検診を受けて自分の身体と健康のこと、見つめ直してみませんか?

1)OECD, OECD Health Data 2023, Nov 2023.
2)2022年国民生活基礎調査(厚生労働省)