医師のみなさまへ

2024年8月6日

公益社団法人日本医師会倫理審査委員会 
JMA Ethics Review Committee

 人を対象とする生命科学・医学系研究の実施にあたっては、研究対象者の人権の保護、安全の保持及び福祉の向上を図りつつ、研究の科学的な質及び結果の信頼性並びに倫理的妥当性を確保する必要があります。
 倫理審査委員会では、倫理的観点及び科学的観点から、当該研究に係る研究機関及び研究者等の利益相反に関する情報も含めて中立的かつ公正に審査を行います。

 

 

■審査対象

以下の条件を満たす場合に審査依頼を受け付けます。
・研究者が所属する研究機関、学会あるいは都道府県・群市区等医師会のいずれにも倫理審査委員会が設置されておらず、計画している研究の倫理審査を申請することができない状況であること
・これから新たに開始する人を対象とする生命科学・医学系研究であること
【既に開始または終了している研究や特定臨床研究(未承認・適応外の医薬品等を用いる臨床研究、製薬企業等から資金提供を受けて実施する当該製薬企業等の医薬品等を用いる臨床研究)、治験(薬事承認を目的に実施する臨床試験)は対象外です】

 

 

■委員名簿/規程・手順書/会議の記録の概要

厚生労働省 研究倫理審査委員会報告システムの「閲覧者用画面」からご確認ください。


◆厚生労働省 研究倫理審査委員会報告システム(閲覧者用画面)
IRB番号:16000041
設置機関の名称:日本医師会
※認定臨床研究倫理審査委員会ではございません。

 

■新規申請手続きの流れ/様式

上記の「審査対象」に該当することを必ずご確認ください。

  1. 様式1~3並びに研究計画書等の資料(Word形式)を事務局(rinri@po.med.or.jp)へEメールでご提出ください。
  2. 倫理審査に関する契約を締結します。
  3. 事務局レビュー、専門家レビューを経て、研究計画書等の資料を固定します。
  4. 倫理審査(研究デザインにより開催審査あるいは書面審査)を行い、結果を通知します。
    (1から4までにおよそ3ヶ月かかりますが、状況により多少前後しますことを予めご了承ください)
  5. 翌月末までに審査費用のお支払いをお願いします。

 

 

■リンク

 

 

■よくあるお問い合わせ

Q1. 教育・研修を受講する必要はありますか?

A1. 研究の実施に先立ち、研究責任者、研究分担者に加えて、研究を実施する際の事務に従事する者、研究者の補助業務にあたる者等はその業務内容に応じた教育・研修を受講する必要があります。また、研究期間中も継続して(少なくとも年に1回程度)受講する必要があります。各施設において、研究を実施する上で必要な教育内容をご判断ください。

<ご参考>
ICR臨床研究入門
APRIN eラーニングプログラム
日医e-ラーニング「CC3医療倫理:研究倫理と生命倫理」2017年リリース
 ※日医会員限定コンテンツです。視聴には「ユーザーID、パスワード」の入力が必要です。

Q2. 臨床研究を登録する必要はありますか?

A2. 介入研究を行う場合は、開始前にjRCT(https://jrct.niph.go.jp/)等の公開データベースに研究概要を登録する必要があります。また、計画変更や研究の進捗に応じて更新する必要があります。

Q3. 倫理審査にかかる費用はいくらですか?

A3. 審査料は研究デザイン・審査区分により、次のとおりです。(2024年4月1日改定)

審査形式
開催審査
書面審査
研究デザイン・審査区分 介入研究・新規 介入研究・変更等a 観察研究・新規 観察研究・変更等/
介入研究・変更等b
会員 12万円 9万円 5万円 3万5千円
非会員 18万円 12万円 8万円 5万円

(消費税別)

  • 変更等とは、変更、継続(1年毎)、その他審査が必要な場合を指します。
  • 介入研究・変更等のうち、「a」は研究対象者への介入、侵襲を伴うもの、「b」は研究対象者への介入、侵襲を伴わないものを指します。
  • 実施中の研究においては、改定日以降の請求に適用します。

 

 

■お問い合わせ先&申請書類等提出先

医療技術課内 日本医師会倫理審査委員会事務局 rinri@po.med.or.jp

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