医師のみなさまへ

2024年9月30日

災害医療対策について

 近年、我が国では豪雨や地震等により、多くの災害が発生しています。これらの災害によって被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。また、被災地の医療、保健、介護・福祉の早期の再建をお祈りしております。

 日本医師会では、東日本大震災(平成23年3月11日)の一年前に、災害医療チーム"JMAT"の創設を目指していくことを公表しました。

 東日本大震災では、全国の医師、医療従事者の方々のご協力により、多数のチームを被災地に派遣することができました。その後も、震災や豪雨災害等が発生してきましたが、多数のJMATを被災地に派遣してきました。

 現在、首都直下地震や南海トラフ巨大地震の発生が懸念されています。

 日本医師会は、平成26年8月1日付にて、災害対策基本法上の指定公共機関の指定を受けました。今後、大規模災害に備えて、組織づくりや災害医療研修の実施等の準備体制をさらに進めていく予定です。

 本ページでは、現在の災害対策を簡単にご紹介しています。

特設サイト

シンポジウム 次世代の災害医療

シンポジウム 次世代の災害医療(2024.06.09開催)

 災害大国と言われるわが国では、 いつまた大きな災害が起きるか分からない状況にあります。
 従来の災害医療は、災害が発生してからオペレーションが開始されてきましたが、災害の発生前から作動させるという新しいコンセプトを提案していきます。さらに未来のまちづくりのあり方、わが国の災害への向き合い方について、広く国民的な議論を促す端緒となる機会を提供します。


市民公開講座「災害時のトリアージを理解しよう」

市民公開講座「災害時のトリアージを理解しよう」(2024.02.24開催)

 この市民公開講座は、日本医師会、日本臨床救急医学会、日本災害医学会、日本救急医学会で組織している「災害時のトリアージに関する合同委員会」が企画し、「第29回日本災害医学会総会・学術集会」の中で開催されたものです。


関東大震災100年

関東大震災100年 未来に生かされるべき教訓(2023.09)

 災害大国と言われるわが国では、 いつまた大きな災害が起きるか分からない状況にあります。
 関東大震災の発災から100年になる今年、 国民に対して改めて日頃からの備えを呼び掛けるとともに、 東京都医師会、神奈川県医師会の地域に根ざした取り組みを紹介しています。
 また、日本医師会の果たす役割をシンポジウムを通じて伝えます。


新型コロナウイルス感染症時代の避難所マニュアル

新型コロナウイルス感染症時代の避難所マニュアル
監修:公益財団法人 日本医師会
編集:日本医師会救急災害医療対策委員会

新型コロナウイルス感染症時代の避難所マニュアル 第2版(2022年3月25日)


救急の日に関するアンケート調査2020

趣旨・目的;
日本医師会において、本年度(令和2年度)以降、「救急蘇生法の指針」の改訂を見据えた救急蘇生法の普及啓発の充実策を検討する際の参考資料とすることを目的として実施

救急の日に関するアンケート調査2020(2020年12月18日)

防災推進国民大会について

 自助・共助の重要性が国際的な共通認識とされた「仙台防災枠組2015-2030」(2015年3月第3回国連防災世界会議」にて採択)を踏まえて発足した防災推進国民会議の他、防災推進協議会、内閣府の三者主催によるイベント。
国民の防災に関する意識向上を目的とし、様々な省庁、地方自治体等の公的機関、団体、企業、非営利法人が出展、セッションを行う。

 日本医師会も毎回出展してきており、主催者の一つである防災推進国民会議は、2016年に設置され、各界各層の有識者をもって構成し、中央防災会議会長(内閣総理大臣)が開催するもの。日本医師会長が議員に就任している。

 下記より過去の日本医師会セッションシンポジウムのアーカイブがご覧いただけます。

ぼうさいこくたい 日本医師会セッション、アーカイブ配信

公益社団法人日本医師会「防災業務計画」・「災害医療支援業務計画」

災害時情報通信訓練・防災訓練

JAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)との協力

JMAT(日本医師会災害医療チーム)

JMAT派遣

JMATの創設や方向性を提言した「救急災害医療対策委員会」報告書

災害医療研修・シンポジウム

日本医師会 CBRNE(テロ災害)研修会~TOKYO2020 東京オリンピック・パラリンピックに向けて~(2018年4月4日)
※会員専用ページ(メンバーズルーム)内の掲載です。
平成27年度日医総研シンポジウム「東日本大震災5周年 災害対応と復興にむけて」をテーマに(平成28年3月18日)
平成28年(2016年)4月20日(水)/日医ニュース
日本医師会・米国研究製薬工業協会(PhRMA)共催シンポジウム(平成27年11月18日)
日米における災害時/緊急時の医療体制のあり方を考える
平成24年度都道府県医師会連絡協議会(平成24年7月26日)
支援者のメンタルヘルス
大規模災害発生時の医療と法的責任
平成23年度医療政策シンポジウム「災害医療と医師会」(平成24年3月11日)
「JMATに関する災害医療研修会」(平成24年3月10日)
JMAT総論、人道支援と倫理、公衆衛生活動の国際標準、初期迅速評価、DMATとの役割分担、緊急被ばく医療、検視・検案、特殊災害と国民保護法、パンデミック対応
協力:ハーバード人道支援イニシアチブ(HHI)

災害医療に関する調査

原子力災害における安定ヨウ素剤服用ガイドライン

安定ヨウ素剤に関するチェックシート  Word版 / PDF版
安定ヨウ素剤に関する受領書  Word版 / PDF版
安定ヨウ素剤の配布・服用に係る確認書  Word版 / PDF版
  • チェックシート等の使用については、下記のガイドブックのP14・15を参照
  • ブラウザのバージョンによってレイアウトが正しく表示されない場合は、ファイルを保存してからご利用ください。

原子力災害における安定ヨウ素剤服用ガイドブック(2019年版)

医師会の災害医療対策(参考資料)

医療施設等に係る避難確保計画作成の手引き

「津波防災地域づくりに関する法律」や「水防法」(洪水)により、該当地域の医療機関等は避難確保計画の作成の(努力)義務があります。そのため、日本医師会では、国土交通省・厚生労働省と協力して、津波災害・洪水時における避難確保計画の作成の手引きをつくりました。また、各医療機関向けのひな形も作成しています。

各医師会、国・団体等の取組み

「外国人に対する災害情報の発信に関する取組」について【内閣府】(令和4年5月18日)
原子力災害時の医療体制【原子力規制委員会】
「乳幼児向けゼリー状安定ヨウ素剤の使い方の解説」【内閣府】

「どうして安定ヨウ素剤を飲むの?」「ゼリー状とは言え、赤ん坊にどうやって飲ませたら良いの?」
 このような疑問にお答えするため、ゼリー状安定ヨウ素剤の飲み方を解説する動画を作成しました。

東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~(約10分)【内閣府】

東日本大震災時、小中学生が主体的な避難行動を実践し多数の命が救われたことで知られる岩手県釜石市と、南海トラフ巨大地震の被災想定で最大津波高34mという厳しい数字を示された中「犠牲者ゼロ」を目指し、町を挙げて対策に取り組む高知県黒潮町。この両地域の取組についての紹介

YouTube「岩手県釜石市と高知県黒潮町における取組紹介」(2016年12月16日)

ダウンロードはこちら【TEAM防災ジャパン】

津波防災特設サイト
TEAM防災ジャパン
内閣府 防災情報のページ
「原子力災害時における医療機関等の事業継続や避難に関する研究」平成26年度 総合研究報告書(28MB)【厚生労働省】
※非常に重たいファイルとなっておりますので、右クリックしてパソコンに保存してご覧ください。
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日本医師会地域医療課: