医師のみなさまへ

糖尿病対策

■日本糖尿病対策推進会議とは...
 厚生労働省の平成19年国民健康・栄養調査によると糖尿病が強く疑われる人は、約890万人であり、糖尿病の可能性を否定できない人を含めると、約2,210万人に上ると推定されており、その増加ペースは加速しています。

 糖尿病は、幅広い年齢層で発症し、さまざまな病態をおこす疾病ですが、自覚症状が乏しいことから放置されていたり、あるいは治療を中断する人が大勢います。

 このような現状に鑑み、糖尿病対策について、積極的に取り組む必要があるとの共通認識により、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会の三者で、平成17年2月に「日本糖尿病対策推進会議」を設立しました。

 その後、活動趣旨に賛同された複数の団体が加入したことにより、平成22年2月に組織の改編を行い、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会、日本歯科医師会を「幹事団体」と位置づけ、健康保険組合連合会、国民健康保険中央会、日本腎臓学会、日本眼科医会、日本看護協会、日本病態栄養学会、健康・体力づくり事業財団、日本健康運動指導士会、日本糖尿病教育・看護学会、日本総合健診医学会、日本栄養士会、日本人間ドック学会、日本薬剤師会、日本理学療法士協会を「構成団体」として、さまざまな団体がより柔軟に参加、協力できる新たな体制で幅広く活動しています。

 また、各地域においても都道府県等で糖尿病対策推進会議が立ち上がり、地域の実情に応じた活発な取り組みが行われています。

 糖尿病は、発症予防、早期発見・治療、合併症の予防が重要であり、糖尿病対策のより一層の推進を図ってまいります。