生産性向上・職場環境等支援事業給付金の一部を利用して、掃除ロボットを購入した。箱を開けた初日、使用説明書も何もない......適当にセッティング。充電したところで開始ボタンを押すと「マッピングを始めます」......どうぞいってらっしゃい。ところがいつまで経っても終わらない。途中で充電切れしたのでステーションに戻して帰宅。
しばらくして警備会社から電話。「複数箇所から警報が出たため、警察にも通報し、確認したところ、掃除ロボットが運転中でした。他に異常はありませんでしたので、掃除機の電源をオフにして退出します」。何とパトカー出動までの騒ぎになってしまった。夜間に掃除しておいてもらう目論見は外れた。まあ、ちょっと考えれば当然のことであった。
その後、朝、掃除ロボットを稼働させてみたが、始業前の20~30分では待合室だけですら全部は掃除できない。かえって清掃中のスタッフの足手まといに。仕方なく、診療後スタッフが帰ってから残り仕事をしている間に稼働させている。といっても、全部など終わらず、待合室だけ、または診察室+処置室だけの運用に。それでも40分かかっても終わらない。クイックルワイパーで拭けば5分も掛からないで済むのに!とぶちぶち一人文句を言いながら、途中でルンバを止めると、まだ掃除が終わっていないような所のごみを拾い、帰宅の途につく。スタッフの生産性向上・職場環境支援のために、私が働いている?
診察室のベッドの下に充電ステーションを置いたが、子どもたちは目ざとく見付け「ルンバだ」「お掃除お化けだ」と指をさしている。今どきの家庭に掃除ロボットは結構普及しているらしい。たまにお父さんお母さんとルンバ談義に。「使ってる?」「最近はあまり......」と聞くと「うんうん、わかる」と内心思う。
昨今はマイナ保険証に始まり、PMH連携、電子処方箋(せん)、近い将来には予防接種事務DX化と次から次へと要求され、知識不足の身には疲れが増すばかり。AIやデジタル化の恩恵を実感できる日は来るのだろうか......。



