日本医師会定例記者会見 4月17日
医療関係者検討委員会が、松本吉郎会長からの諮問「医師会立看護師等養成所を存続させるための方策について」に対する報告書を取りまとめ、3月18日に須藤英仁委員長(群馬県医師会長)から松本会長に提出したことを受けて、釜萢敏常任理事はその内容(全文は日本医師会ホームページのメンバーズルーム参照)の概略を紹介するとともに、看護学生や看護学校の運営に関する問題などに対する日本医師会の考えを説明した。
同常任理事は、若年層の減少に伴い看護学校への入学者が減少していることについて、看護職の魅力向上が課題となっており、特に、医師会立の養成所では定員に満たない学校が増えてきていることから、入学者に対する奨学金や助成金などの公的な支援が、今後極めて重要になってくるとした。
また、特定行為研修については、研修の修了者が地域の医療の中でしっかりと役割を担うことが重要だとし、「医師がその看護師の力量をしっかり見極めた上で、患者さんを特定し、そして指示を出す」という原則についても、周知していく必要があるとの考えを示した。
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