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平成30年(2018年)5月20日(日) / 日医ニュース

植松治雄元会長を偲ぶ会が開かれる

植松治雄元会長を偲ぶ会が開かれる

植松治雄元会長を偲ぶ会が開かれる

 植松家・大阪府医師会・堺市医師会の主催による植松治雄元会長を偲ぶ会が4月15日、大阪市内のホテルで行われた。
 初めに参列者全員による黙禱(もくとう)が捧げられ、その後、主催者を代表して、茂松茂人大阪府医会長が追悼の辞を述べた。
 茂松大阪府医会長は、「植松元会長の思いの全ては、国民医療の充実・発展による全ての住民の幸せにあった」と強調。真摯(しんし)な態度、情熱、類まれな見識と、卓越した先見性、リーダーシップで医師会活動に尽力されたとし、とりわけ、平成13年11月開催の「医療制度改悪に反対する大阪府民1万人集会」では、大阪府地域医療推進協議会の協力を得て集会を成功に導き、医療費の患者負担増の阻止につなげたと振り返った。
 その上で「先生のご遺志、情熱を受け継ぎ、将来に誤りのない対応をしていく」と霊前に誓い、嗚咽しながら故人を悼んだ。
 「お別れの言葉」を述べた横倉義武会長は、日医会長としての数々の業績の中から、「国民医療推進協議会の設立と国民運動の展開」の他、国民に信頼される安心・安全な医療安全体制の構築のため、日医として「医療事故防止研修会」を初開催したことを紹介。「今後も国民本位の視点で、全ての国民が過不足なく適切な医療を受けることができるよう努める」と述べた(写真)
 引き続き、日医副会長として植松元会長を支えた櫻井秀也氏が、日医執行部時代の思い出をエピソードを交えて語った他、母校である大阪大学を代表して木村正阪大医学部附属病院長、植松元会長と深い親交のあった谷川秀善元参議院議員が「お別れの言葉」を寄せた。
 弔電が紹介された後、ご遺族代表及び植松元会長の所属医師会から岡原猛堺市医師会長が謝辞を述べた。
 当日は植松元会長とゆかりのある約500人が参列し、献花を行い、遺徳を偲んだ。

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