CMAAOミャンマー総会に先立って、ミャンマー政府及びミャンマー医師会との協議が9月23日に行われ、日医から横倉義武会長、笠井英夫常任理事、阿部計大医師(JMA─JDN代表)が出席した。
本協議はミャンマーの医療の将来について、ミャンマー保健省のテイン・テイン・テー副大臣から横倉会長に日医への協力要請があったことを受けて開催されたものである。
当日は、日医関係者の他、日本側から厚生労働省医政局の土生栄二総務課長、山田純市総務課医療国際展開推進室長補佐、在ミャンマー日本国大使館、JICAミャンマー事務所の関係者が、ミャンマー側からミャンマー医師会のレイ・ムラ会長、ソウ・ウィン事務局長、保健省のテイン・ウィン国際局次長、ヨウ・ヘイング国際部長が、それぞれ出席した(出席予定であったテイン副大臣は、洪水被害への対応関連のため欠席)。
協議の中で、ミャンマー保健省は日医に対して、国民皆保険の導入及び災害医療への取り組み・備えに関する人材能力開発への協力を要請。
横倉会長は、医療の国際貢献の推進の一環として、ミャンマーにおける国民皆保険の導入並びに医療人材の能力開発について、今後も協力していく意向を示すとともに、災害医療への備えとして、DMATやJMATによる被災地医療支援の実績を紹介。「DMATは厚労省の管轄下における活動であり、人材の能力開発における協力及び具体的な相談・協議を行うことができるのではないか」とした。
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