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  ●かぜだと思いこんでいたけれど・・
 
  ●高齢者と若年層に増えている
 
  ●感染と症状
 
  ●治療は?
 
  ●予防は?
 
  
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  最近問題なのは、高齢者の結核です。患者さんに占める高齢者の割合は年々増えて、2003年では43%が70歳以上の高齢者となっています。この年代は、日本に結核が蔓延していた時代に生まれ育っているため、過去に感染の経験のある人が多いことが特徴です。 
 完治したと思っていても、老化や糖尿病、肝硬変、がんなどにかかって免疫力が弱まると、長年にわたって抑えこんでいた結核菌が再び活動をはじめます。
 
 
  都市部では、若年層で新たに結核を発病する率が高くなっているのも特徴のひとつです。若い世代は今まで結核菌にさらされることなく過ごしてきたため、他の世代よりも感染・発病の危険性が高いとされています。
 
 大都市には若年層が多く流入し、また、国際化にともなってさまざまな国の人と接触する機会が多いことからも、感染者が増えると考えられます。
 
 さらに偏食やダイエットなどの食生活の乱れがからだの抵抗力を低下させ、結核を発症しやすくなります。
 
 自分が感染していることを知らないで日常の生活を続けているうちに進行してしまい、学校や職場で集団感染を引き起こすという深刻なケースも見られます。
 
 
 
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