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令和6年(2024年)3月20日(水) / 日医ニュース

退職事務局長7名に感謝状を贈呈

退職事務局長7名に感謝状を贈呈

退職事務局長7名に感謝状を贈呈

 令和5年度都道府県医師会事務局長連絡会が2月16日、日本医師会館小講堂で開催された。
 釜萢敏常任理事の司会で開会。冒頭、あいさつした松本吉郎会長は、まず、令和6年能登半島地震の犠牲者へのお悔やみ及び被災者へのお見舞いの言葉を述べるとともに、全国の医師会からの日本医師会災害医療チーム(JMAT)の派遣協力に対して謝意を示した。
 その後、松本会長は、令和5年度に退職となる県医師会の事務局長へ感謝と労いの言葉を掛けた上で、昨年12月1日時点の会員調査数において17万5900人を突破、一年間で2000人増の成果を上げたとして、組織強化への尽力に謝意を述べつつ、「今後は、これから臨床研修医になる人に焦点を当てるとともに、異動のある医師の入会継続に向けた支援などが重要になる」と強調。具体的には、「病院一つ一つを訪問し、顔を合わせて説明を行うといった取り組みが大切」と述べ、引き続きの組織強化に向けた力添えを求めた。
 続いて、令和5年度に退職となる、江尻善壽(茨城県)、北川龍郎(石川県)、古田正典(愛知県)、加藤敦央(三重県)、海老塚聖也(岡山県)、荒木敏明(広島県)、久保審持(鹿児島県)各県医師会事務局長に対して、松本会長から感謝状が贈呈され、久保氏から謝辞が述べられた(写真)
 引き続き、釜萢常任理事が「医師会組織強化に向けた今後の取り組み」として、昨年12月1日時点の日本医師会会員数等について触れた上で、新たに作成した『日本医師会入会案内冊子』を紹介。本冊子の見直しに当たっては、「医師会活動の意義の強調・明確化」「実際の医師会活動の見える化」「会員サービス等のメリットの明確化」の三つのポイントに留意したとして、その内容について概説した。
 また、笹本洋一常任理事は新会員情報システムの開発進捗状況や機能について報告した。新システムは全ての医師会を利用対象にすることで三層構造(四層構造)を実現し、各々の所属会員の管理が可能となると強調。具体的には、医師自らが登録情報を管理でき、WEB上で入退会や異動等の手続きが簡単に行える他、各医師会は所属会員の登録情報の管理と申請をタイムリーに把握・処理ができるようになるなど、さまざまなメリットを紹介した。
 その他、新システムの開発や移行スケジュールについて報告するとともに、新システムに関する説明会の参加・開催、複写式用紙の廃止等に関しての協力を求めた。
 次に、釜萢常任理事から、来年度に向けた取り組みとして、(1)新臨床研修医を始めとした会費減免対象者の入会促進、(2)臨床研修終了後の異動手続きの徹底・入会継続、(3)会費減免期間終了後の入会継続―について説明した。
 (1)では、臨床研修医の在籍状況・入会率の把握や臨床研修医を対象としたオリエンテーションの開催等を、(2)では、臨床研修終了後、C会員からB会員への異動を漏れなく行うことや、B会員への異動に際し、医学部卒後5年間は会費減免となることをしっかりと周知することを、(3)では、臨床研修医や専攻医の在籍状況を活用して入会を継続してもらうよう働き掛けることや、医師会定着に向けた取り組みの実施等を呼び掛けた。
 また、継続的な組織強化に向けては、①組織強化に取り組むための仕組みづくり②三層全ての医師会への入会と、開業医については廃業後も医師会員として残ってもらうための取り組み―を求めた。
 最後に釜萢常任理事は、「入会促進に当たっては、face to faceの取り組みが重要であり、さまざまな取り組みや仕組みづくりについてご検討・ご協力をお願いしたい」と述べ、連絡会は終了となった。

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