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令和6年(2024年)2月20日(火) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

日本眼科医会と石川県眼科医会との支援活動について

日本医師会定例記者会見 1月24・31日

日本眼科医会と石川県眼科医会との支援活動について

日本眼科医会と石川県眼科医会との支援活動について

 笹本洋一常任理事は日本眼科医会と石川県眼科医会が1月20、21の両日、金沢市の「額谷ふれあい体育館」「いしかわ総合スポーツセンター」において、眼科医療支援車両「ビジョンバン」を利用して被災者支援に当たり、JMATとして笹本常任理事もその活動に従事したとして、その概略について説明した。
 同常任理事はまず、眼科医療支援車両「ビジョンバン」について、視力検査、眼圧検査、眼底検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底三次元画像解析検査など、眼科検査に必要な暗室機能を備えた車両であり、平時には健診を主体とした活動を、有事では救援活動などに活用されていると解説。今回の支援では2日間にわたって82名の診察を行ったが、そのうちの9名は「ビジョンバン」までの移動が困難のため、スポーツセンター内に医師が往診する形で診察を行ったとした。
 また、被災者からは、「点眼薬が切れた」「定期検査ができていない」「老眼鏡が無い」「目が乾燥する」等の訴えが多いことを踏まえて、眼科医療関連団体から提供のあった点眼薬、老眼鏡などの眼鏡やコンタクトレンズ等を被災者に提供したことを報告した。
 更に、同常任理事は、今回の支援を踏まえて、日本眼科医会からは、道路状況が悪いことも踏まえて、能登北部よりも金沢市の1・5次避難所の方が「ビジョンバン」が活躍できると考えて活動を行ったが、今後もニーズがあれば支援を続けていきたいとの意向が示されていることを紹介。「日本医師会としても、引き続き、今回の日本眼科医会を始め、医療、介護、福祉団体とも連携を図りながら、息の長い被災地支援を継続していきたい」と述べた。

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◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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