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令和5年(2023年)12月5日(火) / 日医ニュース

多才な女性医師の皆様へ

 今年のノーベル生理学・医学賞は、新型コロナウイルスmRNAワクチンの開発に大きな貢献をした、ペンシルベニア大学のカタリン・カリコ氏と、ドリュー・ワイスマン氏に決定した。
 報道でカリコ氏は、家族の支えに感謝するとともに、「私は女性として、母として、同僚の女性の科学者たちに対し『家庭を持つことと科学者でいることのどちらかを選ぶ必要はない』と伝えています。子どもはあなたを見て、見習います。あなたが子どもの模範になることが重要なのです」と女性の科学者達を激励したという。女性は多面的に活躍できるのだ。
 医療界で考えてみよう。女性の病院管理職登用は進んでいるものの、医師会活動・執行部への参画はなかなか進まない。女性県医師会長は誕生したが、例えば九州医師会連合会(九州・沖縄8県で構成)では、数年前まで75名の委員中、女性は1人のみであった。やがて2名になり、今は4名まで増加した。各県が少しずつ努力した結果だが、まだ少ない。
 私が医学生であった頃、女生徒は全体の10%だった。その後25%となり、現在は40%という。今後、出産・子育てを経て、今以上にしっかりと現場に戻る道筋(女性医師支援の各施策)と覚悟が必須となる。
 この多忙な女性医師にもう一つ無理なお願いがしたい。医師会活動への参加だ。「皆様、家庭と医療の2足の草鞋(わらじ)に加え、医師会活動にも参加しませんか?」。そこには、新たな発見があります。お声掛けがあったらご一考を。

(和)

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