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令和6年(2024年)4月17日(水) / 「日医君」だより / プレスリリース

HPKIセカンド電子証明書の先行発行及びデジタル 医師資格証の公開について

 長島公之常任理事は4月17日の定例記者会見で、医師資格証(HPKIカード)の発行状況を報告するとともに、HPKIセカンド電子証明書の活用を呼び掛けた他、「デジタル医師資格証」アプリの公開に当たり、その内容を紹介した。

 長島常任理事は、まず、医師資格の電子証明書をICカードに格納した医師資格証(HPKIカード)の発行状況について、2024年3月31日現在の発行者数が71,291人となり、その取得率は日本医師会員の27.3%、全医師の21%に達し、その発行推移は昨年時点の35,822人の約2倍、一昨年時点の20,833人の約3.5倍と増加しており、現在、1カ月当たり約2,000件の申請がなされていることから、1年後の発行者数は約10万人で全医師の約30%近くになるとの見込みを示した。

 一方で、世界的な半導体不足が継続している影響により、医師資格証(HPKIカード)の在庫がわずかとなったため、昨年6月と同様の措置として医師資格証(HPKIカード)の発行を再度一時停止し、「HPKIセカンド電子証明書」を先行発行する方針を表明。それにより電子処方箋への電子署名にも使えるようになっているとして、その積極的な活用を呼び掛けた。

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 また、災害時などに医師資格証がなく券面による医師資格の提示ができないことの対策として、スマートフォンで医師資格証の表示ができる「デジタル医師資格証」アプリを開発し、公開(3月29日)したことを明らかにした。

 同常任理事は、アプリの内容について、実際のデジタル医師資格証のデモ画面を紹介しながら、「HPKIセカンド電子証明書」と連動した生体認証により、ログインすることになっているため、成りすまし防止にもつながる他、生涯教育研修やかかりつけ医機能研修など、日本医師会主催の研修の受講履歴や各単位だけでなく、日本医師会からのお知らせを閲覧できるなどさまざまな機能の表示があり、日本医師会員以外でも使用可能となっているとして、その活用を呼び掛けた。

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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