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令和5年(2023年)10月5日(木) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

日本医師会会員数の現状について

日本医師会定例記者会見 9月6・13日

 松本吉郎会長は、日本医師会の会員数が本年8月末現在で初めて17万5000人を超えたことを明らかにした。
 松本会長は、昨年6月に日本医師会長に就任した際に、最重要課題の一つとして「組織強化」を掲げ、特に入会促進の側面から、(1)従来、臨床研修医を対象としていた会費減免を、令和5年度より医学部卒後5年目までに延長した、(2)日本医師会の常勤役員が全国の医師会を始め、各大学・臨床研修指定病院等を直接訪問する中で、組織強化への理解と入会促進を繰り返し依頼してきた―ことを報告。「今回の結果は、こうした取り組みを重ねてきたことの賜物(たまもの)であると考えている」とした。
 今後については、6月に新たに加わった4名の常任理事を中心に、改めて全国47都道府県医師会を訪問するなど、入会促進に向けた取り組みを加速させていく考えを示し、「全国各所への訪問を通じて、各地域におけるさまざまな課題や取り組み事例等を共有し、地域医師会への支援を充実していく中で、更なる成果につなげていきたい」と述べた。
 その上で、松本会長は、組織強化の意義について、「『国民の健康と生命を守り、医師の医療活動を支援する』という、医師会の存立使命を果たすことに尽きる」と強調。更なる入会促進を行っていく中で、それらの目的を果たしていくとして、その実現に向けた理解と協力を求めた。
 なお、松本会長は会見の冒頭、昨年5月に神戸市の医療機関に勤務していた若手医師が亡くなったことに言及。亡くなった医師並びにご遺族に対して哀悼の意を表すとともに、「日本医師会としても重く受け止めており、全国の仲間達、将来の若手医師を守るためにも、今後も医療の質、安全を保ちつつ、医療DXや、医師の健康を守るための取り組み、そして働き方改革の趣旨目的に向けての取り組みを強力に推し進めながら、今後このような不幸なことが起こらぬよう、最優先で取り組んでいく」と述べた。

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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