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令和4年(2022年)11月5日(土) / 日医ニュース

オミクロン株対応2価ワクチンについて

日本医師会定例記者会見 10月12・19日

オミクロン株対応2価ワクチンについて

オミクロン株対応2価ワクチンについて

 釜萢常任理事は、オミクロン株対応2価ワクチンについて、BA.1対応ワクチンもBA.4-5対応ワクチンも、現在流行しているオミクロン株に対する効果は期待できると説明した。
 同常任理事はまず、「2価ワクチンはオミクロン株への中和抗体の上昇具合が従来のワクチンに比べて優れており、今後の詳しい検証が必要であるが、従来のワクチンと比べてワクチンの効果の持続時間が長くなる可能性がある」と報告した上で、「当面はBA.1対応ワクチンとBA.4-5対応ワクチンの両方が使用可能になるが、希望するワクチンを接種できる体制を全ての医療機関で行うことは難しい」とし、「その時点で接種可能なワクチンを対象の方に速やかに受けて頂くことがわが国では適切であり、国としても推奨している」と概説した。
 接種間隔については、従来は5カ月の間隔を空けることとなっていたが、薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において、接種間隔を3カ月に短縮することが承認されたことによって対象者が増え、より広い人々に接種が行われることに期待を寄せた。
 また、初回接種(1、2回目接種)用のワクチンの供給については、ワクチンの提供の継続は今後議論していくことになるが、「初回接種が受けられない状況になるとは考えにくい」との見解を述べるとともに、2価ワクチンの追加接種に当たっては初回接種を済ませていることが前提となるため、「初回接種を受けられていない方はぜひ、初回接種を速やかに済ませ、追加接種の機会をしっかり生かして欲しい」と呼び掛けた。

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