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令和4年(2022年)8月31日(水) / 「日医君」だより

西村経済産業大臣と今後の協力関係の継続を確認

 第二次岸田改造内閣が8月10日に発足したことを受けて、松本吉郎会長は8月30日に茂松茂人・角田徹・猪口雄二各副会長、釜萢敏常任理事と共に経済産業省を訪れ、西村康稔経済産業大臣と初会談を行った。

 冒頭、それぞれの役職就任に祝意を伝え合った後に行われた会談では、まず西村大臣が日本医師会を始め、多くの医師の協力の下で新型コロナワクチン接種が推進されていること、並びに釜萢敏常任理事が新型コロナウイルス感染症対策分科会に構成員として参画し、日本医師会としての知見や認識を共有していることに謝意を述べた。

 また、西村経産大臣が「コロナワクチンや治療薬の国産化と開発、安定供給に努めていきたい。要望があればいつでも申し出て欲しい」と述べたことに対 して、松本会長は謝意を述べる一方、いまだに高い効果が期待できる治療薬が登場していない現状を憂慮。BA.5の流行により感染者数が大幅に増加し、高齢者を中心に死亡者数も増加している状況もあることから、国民を安心させるためにも一刻も早い治療薬の開発が待たれるとの認識で、両者の考えが一致した。

 その他、南半球でインフルエンザが流行したことを踏まえ、インフルエンザに関してもワクチン接種を推進していく必要があるとの認識で両者は一致。また、小学生等、若年児童の間で手足口病が流行していること、夏休みの間に、子どもの新型コロナワクチン接種が思ったほど進んでいないことを踏まえ、学校が再開された場合に感染者が増える恐れがあるとし、引き続き日本医師会と政府とが連携を取りつつ、対応していくことを確認した。

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