松本吉郎会長は7月22日、岸田文雄内閣総理大臣の要請に応じて、総理官邸を急きょ訪問し、会談を行った。
会談の中で、岸田総理は発熱外来で起きている混乱を回避しつつ、必要な健康観察等を受けられるよう、発熱等の症状がある人に発熱外来での受診に代えて抗原定性検査キットによる自主検査を受けられる態勢を構築する意向を説明し、協力を要請。松本会長は「最大限協力する」との意向を伝えた。
また、岸田総理から発熱外来を受診しづらくなっているとして、その状況の改善を求められたことに対して、松本会長は協力する考えを伝える一方で、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)している地域もあることに理解を求めた。
その他、当日の会談で岸田総理は日本医師会からの要望を踏まえ、7月末までの期限とされていた時間外・休日のワクチン接種会場への医療従事者の派遣や、個別接種への支援を9月末まで延長する旨を説明。松本会長は改めて感謝の意を伝えた。
なお、今回の岸田総理からの要請を受けて、日本医師会では同日に都道府県医師会長並びに郡市区医師会長宛てに「新型コロナウイルス感染急拡大に対するさらなる協力について」と題する文書〔日医発第758号(健Ⅱ)(保険)(地域)〕を発出し、更なる協力を求めた。
◇新型コロナウイルス感染急拡大に対するさらなる協力について
令和4年7月22日/日医発第758号(健II)(保険)(地域)
問い合わせ先
問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代)