日本医師会ORCA管理機構株式会社(以下、ORCA管理機構)では、日本医師会の会員限定で、これまでにない低手数料率でのキャッシュレスサービスの取り組みを開始しました。
今号ではその概要をご紹介します。
現在、政府は国内におけるキャッシュレス決済の普及を促進しており、昨年7月に閣議決定された「成⻑戦略フォローアップ」においては、2025年6月までにキャッシュレス決済の利用率を4割程度にまで引き上げることが⽬標とされています。
日本医師会としては、医療機関のキャッシュレス決済は、その負担を最⼩限にした上で、希望する医療機関への普及を推進すべきと考えています。
本サービスは、2年にわたるORCA管理機構のパイロットスタディを踏まえ、同機構へお申し込み頂くことにより、クレジットカード利用においては端末費用、導入費用及び月額の利用料を無料とし、決済手数料率はVISA関連1.50%、JCB関連も低手数料率で、電子マネーも別途オプションで追加することを可能としています。
二次元コードを用いるQRコード決済については、総務省のJPQR(決済用統一QRコード)をお申し込み頂くことで、初期費用が無く、多くの種類のQRコード決済が同じ手順でご利用頂けるようになります。
詳細は、下記のORCA管理機構ホームページ紹介サイトをご参照下さい。
サービス提供 体制図
設置される機器
キャッシュレスサービスの利用状況
- 医療機関でのキャッシュレス決済の導入状況
導入していない 87%
導入している 13% - この1年間に現金払いしかできず困った店舗・場面
1位 病院・診療所
2位 飲食店
3位 小規模小売店
4位 役所 - キャッシュレス決済手段ができて欲しい場所
1位 インターネット通販
2位 医療機関
3位 飲食店
4位 各種税金
上記のように、医療機関でのキャッシュレス決済のニーズは高い一方で、導入率は低い現状があります。今回のサービスでは、導入の障壁となっている初期費用と利用料、手数料率の負担の少ないサービスが実現できました。
※1.日本医師会「医療機関におけるキャッシュレス決済についてのアンケート結果概要について」2019年11月
※2.三菱UFJリサーチ&コンサルティング「キャッシュレス決済の多様化の動向整理」2018年6月26日
※3.楽天インサイト調べ「キャッシュレスに関する調査」2020年6月
キャッシュレスサービス内容
- 決済手数料
Visa、MasterCard:1.50%(非課税)
JCB、Amex、Diners、Discover:現在調整中。決定後、ご紹介サイトに掲載します。
電子マネー(オプション):2.53%(税込) - 利用料
基本サービス:無料
電子マネー読取装置(オプション):550円(税込)/月 - 端末初期費用
無償(1台まで) - 振込手数料
220円(税込)(月1回、2回の振り込み時のご負担) - 消耗品
無償提供(レシート印刷用ロール紙) - QRコード決済
総務省のJPQRをご案内
紹介サイト
https://www.orcamo.co.jp/products/cashless.html 問い合わせ先 日本医師会ORCA管理機構株式会社 営業企画部キャッシュレス担当 TEL:03―5981―9683 E-mail:orca-cashless@pm.orcamo.co.jp |