2018年8月に厚生労働省から、たばこの害は社会全体の大損失になるという驚きの研究結果が出されました。2015年度の医療費や介護、火災などたばこによる損失を合わせると、その額は推計で2兆500億円!
主な内訳は、たばこが原因と考えられる病気(がん、脳卒中、心筋梗塞、認知症)※にかかる医療費が1兆6,900億円、これらの病気で必要になった介護費2,600億円、たばこによる火災などの関連費が1,000億円でした。
医療費の中でもがんの治療費が5,000億円超になっている他、受動喫煙が原因の医療費は3,300億円で、脳血管疾患による医療費が多くなっています。
この莫大な損失額を削減するためにも、やはり禁煙と受動喫煙防止が不可欠です。
※厚生労働省の「喫煙の健康影響に関する検討会」がたばこと病気の因果関係が「十分ある」もしくは「示唆される」と判定したがん、脳卒中、心筋梗塞、認知症の治療で生じた医療費を国の統計資料を基に分析。