(血圧)脳卒中や心筋梗塞など生活習慣病の要因に

心臓は全身に血液を送っていますが、収縮して血液を押し出すときに血管壁にかかる圧力を最高血圧(収縮期血圧)といい、拡張して血液を吸い込むときの圧力を最低血圧(拡張期血圧)といいます。

血圧は時間帯や精神状態、運動などの状況によってさまざまに変化するので、正確な数値を把握するには、日を変えて数回測定した平均値をみることが必要です。自覚症状がないからといって放置すると、脳卒中や心筋梗塞の要因となります。血圧は肥満度と同様に、健診機関に行かなくてもご自身で手軽に測定し数値を把握できる検査ですので、生活習慣病予防のためにも、日頃からまめにチェックするようおすすめします。

(ワンポイント・アドバイス)
高血圧の原因はさまざまですが、多くは塩分や脂分の多い食生活にあります。食塩摂取は1日6g以下が望ましく、とり過ぎないようにしましょう。だしやスパイスなどでうす味に慣れる工夫をしてみるのもひとつの方法です。

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