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令和5年(2023年)8月5日(土) / 日医ニュース

2023年アメリカ医師会(AMA)年次総会に出席

2023年アメリカ医師会年次総会 ジェシー・エーレンフェルド新会長(右から2人目)2023年アメリカ医師会年次総会
ジェシー・エーレンフェルド新会長(右から2人目)

2023年アメリカ医師会年次総会 ジェシー・エーレンフェルド新会長(右から2人目)2023年アメリカ医師会年次総会
ジェシー・エーレンフェルド新会長(右から2人目)

 角田徹副会長、今村英仁常任理事は6月12、13の両日、シカゴで開催されたアメリカ医師会(AMA)年次総会に出席した。
 12日には海外賓客夕食会が行われ、AMAからジェームズ・マダラCEO、ジャック・レスネックJr.会長、歴代会長、世界医師会(WMA)からルジェイン・アルゴドマニ次期会長(クウェート)、ジュン・ユル・パク理事会議長(韓国)、オトマー・クロイバー事務総長(ドイツ)、及びドイツ、イスラエル、中国、韓国、タイの各医師会からそれぞれの代表が参加し、情報共有並びに意見交換を行った。
 翌13日には、ジェシー・エーレンフェルド第178代AMA会長(2023―2024年)の就任式が行われた。
 同会長は、デラウェア州出身の麻酔科医であり、ゲイであることを公表した初めてのAMA会長である。

230805g2.jpg 就任あいさつに際し、同会長は「より包括的で公平な医療の未来へ」と題して、日常的に医療における差別や偏見に苦しんでいる人がいること、LGBTQの若年者が精神衛生上の問題に悩まされていることを指摘し、AMAは、正義と公平の側に立ち、公平なケアを受ける全ての患者の権利の促進に尽力し、全ての人に質の高いケアの提供を目指すべきであると提唱した。
 次期会長には、ケンタッキー州の耳鼻咽喉科医であるブルース・スコット医師が就任した。
 総会では、「メディケアの医師の支払い改革」「事前承認における保険者のAIの使用に関する規制上の監視強化」「社会的孤独が健康に与える影響についての医師及び一般市民の教育」「臨床現場における体格指数(BMI)の使用の利点と限界の理解」等をテーマとした議論が行われた。

ハーバード大学T. H. Chan公衆衛生大学院武見国際保健プログラムの視察

 角田副会長、今村常任理事は6月15日には、ハーバード大学T. H. Chan公衆衛生大学院武見国際保健プログラムの視察を行った。
 武見フェローによる研究報告では、ベンジャミン・クワンサ医師(ガーナ)によるガーナの二つの民族(アシャンティ族とカッセーナ族)の民族言語学的分析に基づいた健康と不健康の世代間構造におけるパターン分析、阿部計大医師による在宅高齢者を対象とした介護サービスの有効性と死亡率や在宅死の割合への影響についての報告がそれぞれ行われた。
 マイケル・ライシュ名誉教授との面談では、本年10月にボストンで開催されるデジタルヘルスをテーマとした同プログラム設立40周年記念シンポジウムにおいて、インターネットを介したユニバーサルアクセス、デジタルでサポートされる医療従事者、在宅医療、医療システムにおけるデータの重要性等のパネルテーマ、及び講師、招待演者、招待フェロー案が示された。
 また、同プログラムの今後40年を見据え、永続的な財政基盤の確保について協議した。
 日本人研究者との懇談では、同公衆衛生大学院、関連病院や研究機関で活動を行う医師や厚生労働省、財務省、経済産業省から派遣されている研究者との懇談を行った。
 質疑応答では、日本医師会の役割、会員になる契機、ロールモデル等について質問が寄せられた。
 翌16日にはニューヨークを訪問し、米国日本人医師会の加納麻紀会長、柳澤ロバート貴裕前会長、本間俊一元会長、加納良雄事務局長等、及びJETROニューヨーク須賀幹郎厚生部長等と夕食会を行い、今後も日米の医療事情について情報共有することを確認した。

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