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平成31年(2019年)3月5日(火) / 日医ニュース

"くまモン"に思う

 第55回九州首市医師会連絡協議会が1月19日に熊本市内で開催され、在宅医療・地域医療構想調整会議などについて活発な議論が戦わされた。
 会議後の懇親会に先立ち、サプライズで″くまモン"との撮影会があった。5日前、14日放送のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に人間以外として初めて取り上げられ、大変な反響と聞いていたため、タイムリーな演出に参加者は次々と記念撮影を行い、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
 懇親会では、来賓として出席された蒲島郁夫熊本県知事のあいさつに合わせてパフォーマンスを繰り広げ、満場の拍手を浴びていた。
 また、会議の参加者には白衣姿の″くまモン"がデザインされたピンバッジが配布された。勧めに応じ着けてみると、意外に派手さはなく親しみやすさを感じる。これは、日本医師会のキャラクター「日医君」に応用しても良いかも知れないと勝手に考えてしまった。
 この″くまモン"、熊本地震に際して発災後一時的な活動休止期間があったそうだが、その姿が皆に安心感を与えるとのことで活動を再開したと聞く。
 望むべくは、医師会が災害時に派遣するJMATも、その姿を見ただけで、被災地の方々に安心感を与える存在として認知される日が早くきて欲しいものだ。
 スーパー公務員の″くまモン"だが、当日は19時頃までの時間外勤務をこなしていた。働き方改革が進む中、医師の働き方にも関心が集まっている。地域医療の維持に十分配慮し、医師の健康、自己研鑽(けんさん)にも支障の出にくい知恵のある改革案が望まれる。

(和)

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