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平成30年(2018年)4月5日(木) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

リーフレット「終末期医療アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」が完成

 日医はこのほど、リーフレット「終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」を作成した。
 同リーフレットは、(1)ACP(Advance Care Planning)とは?、(2)はじめに、(3)なぜACPのような工夫が必要なのですか?、(4)ACPの留意点はありますか?、(5)ACPでは何を話し合えばよいのですか?、(6)ACPのまとめ―で構成されており、(1)では、「将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセス」というACPの考え方が説明されている。
 (3)(4)では、 180405c1.jpg「患者さんが意思を伝えられる時から、その意思を共有しておくことが重要」「主体はあくまでも患者さん本人」等のACPが必要な理由やその留意点が、(5)では、実際に何を話し合えばよいのかその具体例がそれぞれ示されている。
 3月7日の定例記者会見でリーフレットの内容を説明した羽鳥裕常任理事は、まず、作成に至った経緯を紹介。「昨年12月6日に行った、第XV次生命倫理懇談会の答申『超高齢社会と終末期医療』に関する定例記者会見別記事参照で、答申ではACP等の患者の意思決定支援における『かかりつけ医』の役割の重要性が強く指摘されていることを紹介したが、日医として、まず『かかりつけ医』の先生方に、終末期医療に対する意識をより一層高めて欲しいと考え、その一環として医療関係者の意識啓発を目的としてリーフレットを作成した」と述べた。
 また、今後については、「『日医雑誌』4月号に同梱して会員に発送、都道府県医師会にも送付し、積極的な活用を呼び掛けていく」と述べるとともに、日医ホームページにも掲載する他、「日医かかりつけ医機能研修制度」の応用研修会でもその利用を促し、周知・徹底を図っていく考えを示した。







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