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平成30年(2018年)2月20日(火) / 日医ニュース

「あなたの血圧は本当に正常ですか?~高血圧を治療して脳卒中・認知症を予防~」をテーマに

「あなたの血圧は本当に正常ですか?~高血圧を治療して脳卒中・認知症を予防~」をテーマに

 「日本医師会テレビ健康講座―ふれあい健康ネットワーク」の収録が1月20日に、鹿児島県医師会並びに南日本放送の協力の下、テレビ局内のスタジオで行われた。
 今回のテーマは、「あなたの血圧は本当に正常ですか?~高血圧を治療して脳卒中・認知症を予防~」で、番組では、大石充鹿児島大学心臓血管・高血圧内科学教授が、「高血圧と脳卒中」についてリポーター二人に講義をする様子をVTRで紹介。血圧と脳卒中の関係や高血圧がもたらす病、血圧と食事及び生活習慣、高血圧の治療、若い人と高血圧等について、視聴者に分かりやすく丁寧に解説した内容になっている。
 更に、高血圧予防を実践している患者さんのリポートの他、垂水市で定期的に開催されている、血圧を下げ、認知症を予防する運動講座「コグニサイズ(脳と体の機能を効果的に向上させるプログラム)」や、気軽に話し合える雰囲気の中で行われている健診「たるみず元気プロジェクト」の様子も紹介された。
 番組に出演した池田琢哉鹿児島県医師会長は、脳卒中と認知症予防のためには、若い頃から血圧をきちんと下げておくことが最も重要であると指摘した。また、鹿児島県は脳卒中が全国で2番目に多いにもかかわらず県民にその認識がほとんどないとして、「県民にもっと高血圧対策を知って頂き、実践してもらえるよう、更に取り組んでいきたい」と語った。
 同じく番組に出演した道永麻里常任理事は、「VTRで紹介されたような、地域に密着した健診などでコミュニケーションを図りながら啓発していく機会を増やしていくことが望ましい」と述べた。
 なお、番組は2月3日(土)に、南日本放送で午後4時30分から30分間放映された。

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